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《正しく選ぼう!》和食基本調味料7種類②

2020.02.21

前回に引き続き、今回は「みりん」と「酒」の選び方と、オリジナル調味料「ぽん酢」「焼肉のたれ」のレシピをご紹介していきます!

▶前編 【正しく選ぼう!】和食基本調味料7種類①はこちら

■和食基本調味料(さしすせそ+みりん・酒)の役割・種類・選び方・注意点
6.みりん

[役割]
・コクを与え、照りを出す。
・臭みをとる。
・煮くずれを防ぐ。

[種類]
みりんは原料と製法の違いで3種類に分けられます。
・本みりん:もち米、米麹、焼酎を原料に発酵・熟成させたもので、アルコールを14%前後含む。
・みりん風調味料:水あめなどの糖類、グルタミン酸、香料などを原料にみりんに似せたもので、アルコールは1%未満。
・みりんタイプ調味料:本みりんと同様の発酵調味料でアルコールを含むが、塩が添加されている。

[選び方]
◎原材料がシンプルで添加物の少ない「本みりん」を選ぶとよいでしょう。
もち米、米麹、焼酎もしくは醸造アルコールを原料に作られた本みりんがおすすめです。
みりん風調味料は添加物が多く、アルコールによる臭みとりなどの効果は得られません。みりんタイプ調味料は塩分が含まれるので、調理時に使う量を調整しないと塩分のとり過ぎになる可能性があります。

[注意点]
・味覚の変化で甘味を強く感じるときは、使う量を減らすか、代わりに酒を使いましょう。

7.

[
役割]
・うまみとコクを与える。
・臭みをとる。
・柔らかくする。
・保存性を高める。

[種類]
料理に使う酒は2種類あります。
料理酒:醸造用アルコールに、水あめや食塩、酸味料などが添加されたもの
純米酒:飲用の清酒を料理に使う

[選び方]
◎原材料がシンプルで添加物の少ない「純米酒」を選ぶとよいでしょう。
米・米麹・水のみを使った純米酒(清酒)がおすすめです。
料理酒でも良質な材料で作られた添加物が少ないものなら良いですが、糖分や塩分が入っているので、調理時には使う量に気をつけましょう。

[注意点]
・お酒を控えるべき時期に使う場合は、しっかりと火を通してアルコールを飛ばしてください。


■基本調味料で作ろう!簡単便利な「オリジナル調味料」レシピ
安心安全で経済的なオリジナル調味料。毎日の料理にご活用ください。
◇ぽん酢

ほどよい酸味のぽん酢は、食欲が無い時や吐き気がする時のお助け調味料です。
鍋料理や湯豆腐のつけだれのほか、蒸し料理や揚げ物のたれ、炒めものの合わせ調味料としても使えます。

[材料]2人分 
しょうゆ  大さじ3
酢     大さじ2
みりん   大さじ1
レモン汁  大さじ1程度

[作り方]
1.みりんは、小鍋で沸騰させるか、耐熱容器に入れて電子レンジで30秒ほど加熱してアルコールを飛ばす。
2.①のみりんと他の材料を混ぜ合わせる。

[ポイント]
・酸味が気になる場合は、砂糖や白だしを少量加えると食べやすくなります。
・だし昆布5㎝角1枚を入れてひと晩おくと、うま味アップ!
・レモンの代わりにゆず、すだちなどの果汁を使うと、香りが良くなります。
・冷蔵庫で2週間程度保存可能。

[オリジナルぽん酢で作るおすすめレシピ]
☆ツナと玉ねぎのポン酢和え
 
https://kama-aid.com/recipe/3582
☆豆腐ステーキおろしポン酢味
 https://kama-aid.com/recipe/2258
☆豚肉の生姜ポン酢炒め
 https://kama-aid.com/recipe/5199

◇焼肉のたれ

フルーティで甘口の焼肉のたれは、焼肉だけでなく、炒めものや和え物、冷奴、サラダなど、色々な料理に利用できます。
味を感じにくいときにも、にんにくやごま油の香りと濃いめの味で、料理が食べやすいでしょう。

[材料]2人分
しょうゆ 大さじ3
酒    大さじ2
砂糖   大さじ1
ごま油  大さじ1/4
にんにく (すりおろし) 1かけ分
りんご (すりおろし)  1/8個分

[作り方]
1.小鍋に酒、砂糖を入れて煮立てるか、耐熱容器に入れて電子レンジで30秒ほど加熱してアルコールを飛ばしながら砂糖を溶かす。
2.①にしょうゆ、にんにくとりんごのすりおろし、ごま油を入れて混ぜ合わせる。

[ポイント]
・りんごの代わりになしを使ってもおいしくできます。
・冷蔵庫で23日程度保存可能。

[焼肉のたれで作るおすすめレシピ]
☆蒸し野菜と豚肉のネギダレがけ
 https://kama-aid.com/recipe/3498(ネギダレを焼肉のたれに代えて)
☆厚揚げと春雨の中華風炒め煮
 
https://kama-aid.com/recipe/5248(合わせ調味料を焼肉のたれに代えて)


■まとめ
今回は、和食の基本調味料7種類について、正しい選び方と注意点などをご紹介しました。
調味料を選ぶときには、商品パッケージの原材料名などをしっかりチェックすることが大切です。「食事の見直しをしたいけれど、何からはじめればいいかわからない」という方は、調味料選びから始めてみませんか?調味料を正しく選んで、毎日の食事をおいしく、楽しく、健やかなものにしていきましょう。

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