- プロのひと工夫
《とろみ》ひと工夫で「とろみ」が出てくる食材
2018.01.11
前回、「とろみ」をもつ食材の活用例をご紹介しました。
詳細はこちら>>>【とろみ】飲み込みが気になりはじめたら。
前回は、トロトロ・ネバネバ食材を中心にご紹介いたしました。今回は、もしかすると「とろみ」のイメージはあまりない?そのような食材・調理例をご紹介します。
ひと工夫で「とろみ」を
①じゃがいも
<調理法>
茹でるか、ラップで包み電子レンジで加熱(中サイズ1個で600W2~3分)。水分を加え、ミキサーやフードプロセッサーにかけてなめらかにする。調理の際は、さらに水分を加えて加熱すると、でんぷん質によりとろみが出る。
<調理例>
コンソメ・牛乳・バターを加えてポタージュに。また、カレーやシチュー、肉じゃがなど煮物に加えると、自然なとろみがつきます。
※同じように使用できる食材:カボチャ、さつまいも、里芋
②れんこん
<調理法>
皮を剥いたれんこんに水分を加え、ミキサーまたはフードプロセッサーにかけてなめらかにする。加熱すると自然なとろみがつく。
<調理例>
出汁を加えて「すりおろし汁」に。また、すりおろしたれんこんは、「れんこん餅」や「ハンバーグ」「肉団子」などのつなぎにすると、ふんわりした食感になります。
③とうもろこし(コーン)
<調理法>
茹でたとうもろこしに水分を加え、ミキサーにかけてペースト状にする。市販のコーンクリーム缶を使用しても良い。
<調理例>
コンソメ・牛乳・バターを加えて汁物に。リゾットやパスタソースとして使ったり、シチューやクリームコロッケにも。
④大豆
<調理法>
やわらかく茹でた大豆に水分を加え、ミキサーでペースト状にする。
<調理例>
出汁やコンソメで薄めてスープに。「ポークビーンズ」「チリコンカン」「ミネストローネ」などの煮物やスープは、じっくり煮込んでいるうちに自然なとろみが出ています。
※同じように使用できる食材:グリーンピース、そら豆、ひよこ豆、あずき、金時豆
ミキサーやフードプロセッサー、加熱方法などひと工夫加えると、食材の自然な「とろみ」を活用でき、調理の幅が広がります。是非食卓でも、お試しくださいませ。