- 編集部ブログ
患者・家族と医療関係者の共通言語
2020.08.25こんにちは。
カマエイドの門間です。
先日メディカルオンコロジーの取材に立ち会い、医師の先生より大腸がんについていろいろと教えていただきました。
そのなかで特に印象に残っているのが「体重減少」についてのお話です。今回お話を伺った先生は、患者さん・ご家族の「食べれない」を把握するため、「体重減少」を共通言語としているとの事でした。
「体重減少」だと数値化されていて具体的であるため聞き手(医療関係者)も理解しやすく、患者さん・ご家族にとってもなじみのある指標でもあるため、共通言語になりやすいとのことでした。
「食べれない」と相談してもあまり伝わっていないような気がする…と感じたときは、「体重が○○kg減ってしまった」という伝え方をしてみるのも良さそうです。(体重減少と治療効果に関する研究も進んでおり、栄養系の学会などでも議論されています。)
カマエイドへ掲載するコンテンツの取材ということもあり、食事・栄養に関する取材がメインとなりましたが、日常生活のQOLを高めていくためには、アピアランスなど様々なケアが必要であると思います。
様々な課題・悩みに対し、患者さん・ご家族と医療関係者の間での共通言語が増えていき、もっと意思疎通しやすくなったり、もっと必要とされているケアが行き届きますように。